中国科学報が、新エネ車投資の方向性について論争が見られる*1ことを受け、清華大学の欧陽教授による従来の(EV優先の)国策を支持する主張を掲載している。
■ 中国の交通事情に適しているのは、FCVよりEV
・EV分野では市場規模でも技術力でも中国は世界的にリードしている
・エネルギー戦略や道路交通の合理化*2などの面からみても、EVが我が国の状況に適している
→したがって、わざわざ他人が得意で(自国に益の薄いFCVという)土俵で相撲を取る必要はない
■ 商用車にフォーカスしてFCV開発を進めている中国には十分な競争力がある
・(バス・トラックなどの)商用車分野では、航続距離、燃費、価格のいずれの面でも中国の方が優れている*2
・乗用車(小型車)の開発はトヨタが先行しているが、今後乗用車はEVが主流、商用車ではFCVが主流になるので問題ない
■ そもそもEVはFCVに劣っていない
・FCVは、依然としてコストの高い高圧水素容器が必要なため、燃料電池がリチウムイオンバッテリーに優っているとは言いがたく、(燃料としての水素も割高なので)燃費面でもEVは後れを取っているとはいえない。
■ 中国は安価で十分な電力供給が可能なので、EVが向いている
・世界有数の位置にある中国の太陽光発電産業は発電量をどんどん伸ばしており、EVによる電力需要のすべてを太陽光発電で賄えるようになる可能性もある*2
・都市レベルでマイクログリッドの整備を進めることで、EVの優位性はますます高まる
*1 訳注 先日訪日した李首相のトヨタのFCV(Mirai)視察の報道を見た中国のSNSユーザの間から、中国のEV一本槍路線に対する疑念や日本のFCV技術の高さに対する焦燥を込めた投稿が散見されていることが注目を集めている
*2 訳注 いずれの主張についても、記事中には信じるに足る根拠が提示されているわけではない
[更新日] 2018/06/07 / [情報源]国際能源網
出所情報: http://newenergy.in-en.com/html/newenergy-2313213.shtml



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