中国新エネ車クレジット制度(NEVクレジット制度)~乗用車企業平均燃費・新エネ車クレジット同時管理実施法より~

NEVクレジット要求水準

段階 対象 2018 2019 2020 2021~
2017/9/28
決定稿
年間生産・輸入台数
3万台以上
N/A 10 % 12 % 未定
2017/6/13
意見募集第二稿
年間生産・輸入台数
5万台以上
8 % 10 % 12 % 未定

例. 2019年の自動車販売台数が100万台だったメーカーは、その10%である10万pt(EV換算で2~5万台分)のクレジット獲得が必要、ということになる。

 

米国加州ZEV規制(参考)

規模 クレジット 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
LVM ZEV
(最低)
2 % 4 % 6 % 8 % 10 % 12 % 14 % 16%
TZEV
(最大)
2.5 % 3 % 3.5 % 4 % 4.5 % 5 % 5.5 % 6 %
合計 4.5 % 7 % 9.5 % 12 % 14.5 % 17 % 19.5 % 22 %
IVM TZEV + 1/5 ZEV 2.9 % 3.8 % 4.7 % 5.6 % 6.5 % 7.4 % 8.3 % 9.2%

例えば、2018年のLVMは、総販売台数の4.5%にあたるポイント(クレジット)を稼がなければならないが、そのうち少なくとも2%分のクレジットはZEVによるものでなければならず、TZEVによるクレジットは2.5%を超えてはならない、ということ。

 

クレジット計算基準

車種 EV走行可能
距離要件
ポイント計算式 ボーナス/オーナス率
EV 100Km以上 [0.012×EV走行可能距離+0.8](pt) 電費が一定以上であれば1.2を乗じ
一定以下であれば0.5を乗じる
PHV
(EREV含)
50Km以上 2(pt) 電費(あるいは燃費)が
一定以下であれば0.5を乗じる
FCV 300Km以上 [0.16×燃料電池システムの定格出力(KW)](pt) 「燃料電池システムの定格出力が、10KW未満あるいは駆動用モーター定格出力の30%未満」であれば、0.5を乗じる

※いずれの場合でも、1台あたりのクレジットは5ptが上限

 

クレジットの取り扱い

  • NEVクレジットの不足分
    他社から購入することは可能。翌年に持ち越せないが、2019年のみ例外を認めた。
  • NEVクレジットの余剰分
    別途定めるCAFCクレジットの相殺に利用可能。他社への売却も可能。翌年に持ち越せないが、2019年のみ例外を認めた。

用語解説

  • NEV: New Energy Vehicleの略。新エネ車のこと。EV、PHV、FCVを指す。
  • EREV: Extended Range EVの略。いわゆる、レンジエクステンダー。PHV同様、給電機構を持つ一方で、エンジンを(駆動に用いず)充電専用に用いることで、無充電走行距離を延ばしたタイプ。
  • ZEV: Zero Emission Vehicleの略。「排出ガスゼロ車」=無公害車のこと。EVとFCVを指す。
  • TZEV: Transitional ZEVの略。直訳すると「過渡的ZEV」となり、PHVを指す。
  • PZEV: Partial ZEVの略。直訳すると「部分的ZEV」となり、先進技術搭載車を指す。ガソリン車(ディーゼル車)であっても、極超低公害車(SULEV: Super Ultra Low Emission Vehicle)と認められたものなどはその一部をZEVに換算できた。HVもここに属する。この枠は2018年から廃止。
  • LVM: Large Volume Manufacturerの略。カリフォルニア州で(2018年以降に)年4.5万台以上販売するメーカー。
  • IVM: Intermediate Volume Manufacturerの略。カリフォルニア州で(2018年以降に)年2万台以上販売するメーカー。